荷物が3分の1に!キャンプ折りたたみ鍋の選び方とおすすめ8選【ソロ・ファミリー対応】
Share
キャンプ用折りたたみ鍋の選び方完全ガイド|荷物を減らして快適キャンプを実現
はじめに
キャンプの荷物でかさばるアイテムといえば、調理器具ではないでしょうか。特に鍋は料理に欠かせないものの、収納スペースを大きく占有してしまいます。そんな悩みを解決するのが「折りたたみ鍋」です。
折りたたみ鍋は厚さ約5cmにまで畳めるモデルもあり、ファミリーキャンプやソロキャンプの荷物を大幅に削減できる優れものです。本記事では、キャンプ用折りたたみ鍋の選び方から、おすすめ商品、さらには実用的なレシピまで徹底解説します。
目次
- キャンプ用折りたたみ鍋とは
- 折りたたみ鍋のメリット・デメリット
- 折りたたみ鍋の選び方(6つのポイント)
- タイプ別おすすめ折りたたみ鍋
- 折りたたみ鍋で作る簡単キャンプレシピ
- お手入れと保管方法
- よくある質問
- まとめ
1. キャンプ用折りたたみ鍋とは
折りたたみ鍋の基本構造
キャンプ用折りたたみ鍋は、底面がステンレス製やアルミ製、側面が柔軟なシリコン素材で作られており、使用後はコンパクトに折りたためる設計になっています。通常の鍋と比べて収納時の高さが3分の1から5分の1程度になり、バックパックやキャンプボックスの空きスペースに楽々収まります。
誰におすすめか
折りたたみ鍋は以下のような方に特におすすめです。
- ソロキャンパー: バイクや徒歩でのキャンプでは荷物の軽量化が最優先です
- ファミリー層: 家族分の装備を車に積む際、収納スペースの有効活用ができます
- 初心者キャンパー: 最初の道具選びでコンパクトなものを揃えれば、後々の買い替えが不要です
- 登山・ハイキング愛好家: 軽量でかさばらないため、長時間の移動でも負担になりません

2. 折りたたみ鍋のメリット・デメリット
メリット
省スペース性抜群
折りたたみ鍋は食器や調理器具の中でも特にかさばりがちなアイテムをコンパクトに収納できるため、限られた荷物スペースを有効活用できます。
軽量で持ち運びが楽
重量約270g程度の超軽量モデルもあり、ツーリングキャンプやバックパッキングに最適です。
直火・IH対応が多い
底部がステンレス製のモデルは直火やIH調理器具の両方に対応しており、キャンプ場だけでなく自宅でも使用できます。
多機能性
鍋としてだけでなく、ケトル兼用タイプも多く、お湯を沸かしたり煮込み料理を作ったりと幅広く活躍します。
デメリット
焚き火調理には不向き
シリコン部分が焚き火の高温に耐えられないため、バーナーやガスコンロでの使用が基本となります。
保温力がやや劣る
シリコン素材は熱伝導率が低いため、鋳鉄製やステンレス製の鍋と比べると保温性能は控えめです。
耐久性への配慮が必要
シリコン部分は尖ったものや鋭利な調理器具で傷つきやすいため、取り扱いには注意が必要です。
3. 折りたたみ鍋の選び方(6つのポイント)

① 容量で選ぶ
キャンプ用の鍋選びで最も重要なのが容量です。
- ソロキャンプ: 1L程度(500ml〜1.5L)が最適
- デュオキャンプ(2人): 1.5L〜2L
- ファミリーキャンプ(3〜4人): 2.5L〜3L程度
- 大人数(5人以上): 3L以上、または複数の鍋の併用
一人あたり500mlが目安ですが、吹きこぼれを防ぐため余裕のある容量を選ぶことをおすすめします。
| 項目 | ソロ向け | ファミリー向け | ケトル兼用 |
|---|---|---|---|
| 容量 | 1L前後 | 2-3L | 1-1.5L |
| 重量 | 200-300g | 500-800g | 250-400g |
| 価格帯 | 2,000-4,000円 | 4,000-7,000円 | 3,000-5,000円 |
| 最適シーン | ソロ・登山 | ファミリーキャンプ | 朝のコーヒー |
② 素材の組み合わせ
シリコン×ステンレス底
最も一般的な組み合わせ。直火、ガス、IHすべてに対応できる万能タイプです。価格も手頃で初心者におすすめです。
シリコン×アルミ底
軽量性を重視したい方向け。熱伝導率が高く、素早く調理できます。
チタン製折りたたみ構造
超軽量で頑丈、折りたたみハンドル付きのチタン製モデルは高価ですが、長期間の使用に耐える耐久性があります。
③ 対応熱源の確認
購入前に必ず確認したいのが対応熱源です。
- 直火対応: ガスバーナー、カセットコンロで使用可能
- IH対応: 自宅でも使いたい方は必須
- 焚き火対応: シリコン製は基本的に非対応
④ 収納時のサイズと重量
収納時の厚さ
折りたたんだ際の厚さが3cm〜5cm程度のモデルが一般的です。バックパックのサイドポケットに収まるコンパクトさが理想です。
重量
- ソロキャンプ: 200g〜400g
- ファミリー: 500g〜800g
⑤ 付属品の充実度
蓋の有無
半透明の蓋があれば、開けずに沸騰状態を確認できるため便利です。蓋がフライパンとして使えるモデルも存在します。
収納袋
専用の収納袋があれば、他のギアと一緒にしまっても清潔を保てます。
目盛り表示
サイドに目盛りがあると水量を計りやすいため、レシピ通りの調理がしやすくなります。
⑥ ハンドルの仕様
折りたたみハンドル
折りたたみ式や着脱式のハンドルは収納時にかさばらず便利です。
シリコン被膜ハンドル
熱くなりにくいシリコン被膜ハンドルを採用したモデルなら、調理中も素手で持ちやすく安全です。
注ぎ口付き
ケトル兼用タイプは、注ぎ口があるとお湯やスープを注ぐ際にこぼれにくくなります。
4. タイプ別おすすめ折りたたみ鍋
ソロキャンプ向け(1L前後)
特徴
- 軽量で持ち運びやすい
- バーナーにフィットするサイズ
- 最小限の荷物でキャンプを楽しみたい方に最適
選び方のポイント
1Lサイズなら、インスタントラーメンやレトルト食品の温め、コーヒー用のお湯沸かしなど、ソロキャンプの基本的な調理に対応できます。
デュオ・ファミリー向け(2〜3L)
特徴
- 3Lクラスの大鍋でもコンパクトに収納可能
- カレーや鍋料理など複数人分の調理に対応
- 家族でのキャンプに最適
選び方のポイント
2〜3Lあれば、4人家族でも十分な量の料理を作れます。蓋付きモデルを選べば、煮込み料理も効率よく調理できます。
ケトル兼用タイプ
特徴
- 注ぎ口付きでケトルとしても使える
- お湯を沸かす頻度が高いキャンプスタイルに最適
- コーヒードリップにも便利
選び方のポイント
ケトル兼用タイプは、鍋とケトルを別々に持つ必要がないため、荷物を減らせます。V字型注ぎ口のモデルなら、正確にお湯を注げて便利です。
5. 折りたたみ鍋で作る簡単キャンプレシピ

朝食:ソロキャンプのシンプルポトフ
材料(1人分)
- ウインナー: 2本
- じゃがいも: 1個(小)
- にんじん: 1/4本
- キャベツ: 1/8玉
- コンソメキューブ: 1個
- 水: 500ml
作り方
- 野菜を一口大にカット
- 折りたたみ鍋に水とコンソメを入れて沸騰させる
- 野菜とウインナーを加えて10分煮込む
- 塩コショウで味を調えて完成
昼食:簡単トマトパスタ
材料(2人分)
- パスタ: 200g
- トマト缶: 1缶
- にんにく: 1片
- オリーブオイル: 大さじ2
- 塩コショウ: 適量
作り方
- 折りたたみ鍋でお湯を沸かし、パスタを茹でる
- 別のクッカーでにんにくをオリーブオイルで炒める
- トマト缶を加えて煮込む
- 茹でたパスタと和えて完成
夕食:ファミリーで楽しむカレーライス
材料(4人分)
- カレールー: 4皿分
- 豚肉: 200g
- 玉ねぎ: 2個
- にんじん: 1本
- じゃがいも: 2個
- 水: 800ml
作り方
- 野菜と肉を食べやすい大きさに切る
- 折りたたみ鍋で肉を炒め、野菜を加える
- 水を加えて野菜が柔らかくなるまで煮込む
- カレールーを溶かし、さらに5分煮込んで完成
6. お手入れと保管方法

使用後の洗浄
- 粗熱を取る: 熱いうちに折りたたむとシリコンが変形する可能性があります
- 中性洗剤で洗う: 柔らかいスポンジを使い、シリコン部分を優しく洗います
- しっかり乾燥: 水分が残っているとカビの原因になるため、完全に乾かします
保管方法
- 折りたたんだ状態で保管: 収納スペースを最小限に抑えられます
- 専用袋に入れる: 他のギアと接触して傷つくのを防ぎます
- 直射日光を避ける: シリコンの劣化を防ぐため、冷暗所で保管しましょう
長持ちさせるコツ
- 金属製の調理器具は避け、シリコンやナイロン製のものを使用
- 空焚きは厳禁(特にシリコン部分が損傷します)
- 定期的に傷や破れがないかチェック
7. よくある質問
Q1: 折りたたみ鍋は焚き火で使えますか?
A: シリコン製の側面は焚き火の高温に耐えられないため、ガスバーナーやカセットコンロでの使用が推奨されます。
Q2: どのくらいの回数使用できますか?
A: 使用頻度や手入れ方法にもよりますが、適切に使用すれば数年間は問題なく使えます。シリコンの劣化が見られたら買い替えのサインです。
Q3: 炊飯はできますか?
A: 可能です。1合あたり200mlの水が目安で、蓋をして弱火で15分ほど加熱すれば美味しく炊けます。
Q4: 食洗機は使えますか?
A: 多くのモデルが食洗機対応ですが、製品によって異なるため取扱説明書を確認してください。
Q5: ソロキャンプで1.5Lは大きすぎますか?
A: ソロキャンプでは1L前後が最適ですが、作り置きをしたい場合や余裕を持ちたい場合は1.5Lでも問題ありません。
8. まとめ
キャンプ用折りたたみ鍋は、限られた荷物スペースを有効活用したいキャンパーにとって、まさに革命的なアイテムです。ソロキャンプからファミリーキャンプまで、用途や人数に応じて最適なサイズを選ぶことで、キャンプの快適性が大きく向上します。
選ぶ際のポイントをおさらいすると、
- 容量: 人数×500mlを目安に
- 素材: シリコン×ステンレス底が万能
- 対応熱源: 直火・IH対応をチェック
- 収納性: 厚さ3〜5cmが理想
- 付属品: 蓋や収納袋の有無を確認
- ハンドル: 折りたたみ式が便利
これらを押さえて選べば、キャンプがより快適で楽しいものになるはずです。ぜひ、あなたのキャンプスタイルに合った折りたたみ鍋を見つけて、次のキャンプから活用してみてください。
最後に、キャンプ飯で便利な調味料入れを見てみてください。特にソースやたれなど液状の調味料を小分けして持ち運ぶ際に漏れない、特殊技術の高密閉かつ軽量コンパクトなアルミ丸缶をご紹介いたします。
この記事が、あなたのキャンプライフをより豊かにする手助けとなれば幸いです。快適なキャンプをお楽しみください!

